2011年4月2日土曜日

3週間を過ぎて…

 4月。未だに震災の爪痕は生々しく,近くの霞の目陸上自衛隊からはヘリコプターが毎日離着陸しています。余震もまだ続き,不安な状態に変わりはありません。
 ライフラインも電気や水道は復旧が進んでいるものの,都市ガスはまだまだ先のようで,お風呂は震災以来3回目入ることが出来ました。ガソリンがないために移動が出来ずにいますが,私などよりも津波で家を,家族を,知人を亡くしている方々の心の傷に比べれば,まだまだ我慢しなければならないと思っています。
 正直,長くて苦しい3週間でした。生きることを,生き抜くことを,これほど感じたことはありませんでした。何をすればいいのだろう,何から手をつければいいのだろう。不安と先行きの見えない日々を過ごしてきました。
 4月にはいり,学校にとっては新年度を迎えました。一時的に避難時は撤収されましたが,近くの方達が新たに避難所としていらっしゃることになりそうです。本当に大変な状況におかれている方々をお世話するのは当たり前のことです。ぜひ何か,自分らしいことをしたいと思います。
 子供たちにとっては,不安や恐ろしさを抱えたままでの新年度になりますが,気持ちを新たにしてスタートできるように,大人がみんなで力を合わせていきたいものです。
 カウンセリング関係者や教育相談関係者からは,
「大人も子供に対しても“心のケア”ができるようアクセスが改善したら駆けつける!」
と,励ましのメッセージをいただいています。
 カウンセリングの実践関係者の皆さん,ぜひお力を貸してください。また,よきアドバイスをください。私の使えるネットワークで,被災地で苦しんでいる人たちのサポートに当たっている教師やボランティアの方に発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 3週間を過ぎた仙台市からのお願いメッセージです。

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