2011年2月19日土曜日

授業づくりスタートダッシュが発刊になりました。


 岡山の大前先生の新刊書が発刊になりました。シリーズもので、前回は学級づくりスタートダッシュでしたが、今回は授業づくりスタートダッシュです。
 シンプルながら分かりやすく書いてあり、しかもポイントが絞られています。
私、八巻寛治のお勧めは、若い先生方だけでなく、ベテランの先生方もぜひ一読ください。分かりやすいですよ!!

必ず成功する!授業づくりスタートダッシュ
大前 暁政著
A5 判 (15×21cm) 並製 128ページ
2011年02月刊 定価1,785円(税込) 在庫あり
ISBN:978-4-313-65220-0 C0037 
ジャンル 教育・保育・子育て > 教師向け実用
教育・保育・子育て > 教育実践
http://www.gakuyo.co.jp/book/index.php?id=65220

一年間の授業の成功はスタート時で決まる! そのスタートを必ず成功へと導く「授業づくり」のノウハウを余すところなく徹底解説!! この1冊で、子どもの確かな学力が保証できる! 大好評『必ず成功する! 学級づくりスタートダッシュ」の姉妹本。この2冊があれば、スタートダッシュ成功は間違いなし!☆「授業準備のチェックリスト」付き☆

もくじ

第一章 まずは子どもを知ることから!~必ずしておく下準備~
◆ 授業づくりチェックシート
◆ 前年度までの学力を把握する
①担任する子が決まったらすべきこと ②子ども実態をどのようにメモするか ③前担任からの引き継ぎをする ④授業づくりを始めておく
◆ 子どもに出会ってからの学力調査の仕方
①前年度の学習状況を調査する ②発達障害に対応するための「学力調査ポイント」
◆ 特別支援を要する児童への準備をしておく
①個別シートを活用する ②子どもの実態を調べる ③障害の特性を理解しておく ④方針を立てる ⑤手立てを考える ⑥反省を日常的に行う
◆ 教材を選定するときのポイント
①教材を選択の視点 ②特別支援教育に対応しているかどうかを見る
◆ 具体的な目標を決めておく
①必ず習得させたい基礎・基本を前もって決定する ②目標をいつ決めるのか? ③振り返りのポイント
第二章 はじめの指導はこれが肝心!  
◆ 丁寧に取り組む姿勢
①子どもの学力を伸ばすために絶対に必要な「学習姿勢」 ②「丁寧さ」が身についた子どもとは? ③全てに「丁寧さ」を要求する ④丁寧さの基準を示す
◆ 間違いを恐れずに進んで発表する姿勢
①なぜ発表しないのか? ②知的な発問を用意し、どの答えでも認めていく ③全員発表を当たり前にする ④発表の質を上げる指導 ⑤とんでもない意見にもスポットライトを
◆ 何にでも「本気」で取り組む姿勢
①「なぜ本気の指導が必要なのか」を語る ②歌を本気で歌えるクラスにしていく
◆ 学習用具をそろえておく姿勢
①学習用具をきちんとそろえさせる ②学習用具の貸し出しを許可する
◆ 「学習の構え」を整える姿勢
①授業に入る前の「学習の構え」を指導する ②授業中の「学習の構え」を教えていく ③話の仕方と聴き方の指導 
第三章 土台づくりで子どもが伸びる! これだけは身につけさせたい学習技能
◆ ノートを丁寧に書く技能
①ノート指導のポイント ②間違いを残す」を教える
◆ 発表の基礎技能
①発表の型を示す ②上手な発表の仕方を教える
◆ 黒板を使って発表する技能
①考えを板書させる ②どの教科でも板書の活用はできる ③板書技能を鍛えるためのポイント
◆ 疑問を大切にする態度
①子どもの疑問から授業を発展させる ②子どもが気付かない「疑問」を教師が紹介する
◆ 辞書を活用する技能
①辞書を自然に活用できる子ども ②授業の中で、辞書類を使う機会を用意する ③辞書を活用している子をほめる
◆ 音読の技能
①音読の姿勢を教える ②読み方のレパートリーを教える ③個別評定を行う ④いろいろな形で評定を行っていく ⑤音読のテストを行う
◆ ノートに学習内容をまとめる技能
①ノートに学習のまとめを書かせる原則 ②お手本を示す ③評定のポイント ④上手な子をほめて紹介する
◆ 調べ学習の技能
①調べ方を教える ②追い込むシステムがあるから遊ぶ子がいなくなる
◆ 討論の技能
①討論の方法を教える ②初めての討論で最も大切なこと
◆ 気づきを多く見つける技能
①詳しく資料を読み取る技能 ②できるだけ詳しく書く技能を育てる ③何かと比べる技能を育てる ④何かと関係付ける技能を育てる
第四章 少しの工夫で授業が変わる!必ず知っておきたい授業技術
◆ 発問と指示で授業を進める
①発問の後に指示が必要である ②説明ではなく「疑問」と「指示」で授業を進めていく ③確認と評価を伴う必要がある

◆ 教えてほめる
①教えてほめるのが指導の基本 ②やり方を教える ③できているかどうかを確認する ④最終的には必ずほめる

◆ 個別評定を行う
①個別評定によって子どもの力は伸びていく ②個別評定のやり方 ③評定は様々な場面で使える

◆ スモールステップを工夫する
①スモールステップとは? ②スモールステップを意識した授業

◆ 説明を減らして具体を先にする
①つまずきが多い「2桁の筆算」(3年生)を授業する ②実際の指導場面

◆ 授業の速度を工夫する
①学級びらき最初の授業スピード ②授業スピードをだんだんと速くする ③時間調整の工夫 

◆ 効果的な反復練習を行う
①学習内容を長期記憶に入れる ②復習の場を用意する ③間違ったところだけを反復練習させる ④勘違いしそうな問題を出す


◆ 思考場面を保証する
①考える習慣を身につけさせる指導 ②どの子にも思考場面を保障する

◆ 知識と技能の活用場面を設定する
①活用の力を育てる前提 ②活用の場面を設定する


◆ 特別支援教育に対応する
①発達障害に合った指導を ②これだけは取り入れたい授業技術

大前 暁政/著
2010年現在、岡山市立城東台小学校勤務。学生時代、児童相談所にて4年間にわたり不登校や発達障害の子と関わる。現場に出てからは、発達障害をもつ子が教室で生き生きと生活するための方法を研究している。「どの子も可能性をもっており、今までの教育を修正・改善し、新しい教育を生み出そうと奮闘中。日本初等理科研究会会員。理科の授業実践でソニー科学教育に入選。

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